壬生医院

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内科

Internal

代表的な疾患

高血圧

高血圧とは、血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態です。

軽度の頭痛、頭重感や倦怠感などを訴えることがよくありますが、これらの症状と血圧の因果関係は明らかではありません。しかし、放置すると血管に負担がかかり傷みやすくなるため、動脈硬化につながります。

高血圧は、特有な自覚症状がないため深刻な状態になるまで気づかないことが多く、心筋梗塞や脳卒中などの合併症の引き金となるため注意が必要です。

糖尿病

糖尿病は、インスリンの働きが悪く血糖値が上がる病気です。

高血糖による症状としては、口渇、多飲、多尿、多食、体重減少、体力低下、易疲労感などがあります。尿に糖が多量に排泄され、その甘い匂いで発見されることもあります。進行すると失明や腎臓障害、動脈硬化などの合併症を引き起こす原因となります。

治療は基本的に食事療法、運動療法、薬物療法の3つを組み合わせて行われます。まずは食事療法と運動療法、生活習慣の改善を行い、それでも目標の血糖に達しないときには、内服薬や注射薬による治療が行われます。

脂質異常症

脂質異常症は、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が正常範囲を超えて多い状態のことです。

一般的には、高カロリー高脂肪の食事と運動不足などの生活習慣が一番多い原因です。多くの場合自覚症状はなく、血液検査で初めてわかることがほとんどです。放置すると、増えた脂質が血管の内側に溜まり、血がドロドロの状態になって動脈硬化を起こしやすくなります。

治療としては生活習慣の改善が第一で、また無症状であっても、内服薬などで脂質をコントロールし動脈硬化を防ぐことが重要です。

高尿酸血症(痛風)

高尿酸血症は、血液中に存在する尿酸という物質が正常範囲を超えて多い状態のことです。「痛風」とは、体内に蓄積した尿酸が関節の中で固まり結晶となって、関節炎などを生じる病気です。

痛風による関節炎は、足の親指の付け根などの関節に急激に発症することが多く、赤く腫れて一歩も歩けないほどの激痛になる場合もあります(痛風発作)

高尿酸血症があるからといって直ぐに痛風発作を起こすわけではなく、少なくとも数年間高尿酸血症の状態が続いていることが条件です。

内服薬を服用することで尿酸値が正常化しても、関節内に尿酸塩結晶が残っている間は痛風発作を起こすことがあります。気長に尿酸コントロールを続けることが大切です。